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山砂採取雲南協同組合
組織概要
  • 住所 〒699−11島根県大原郡加茂町大字三代1352番地1
  • 電話番号 0854-49-6540
  • FAX番号 0854-49-65
  • 設立 昭和49牛4月
  • 主な業種 建設業
  • 組合員(会員) 23人
  • 出資金 560万円
  • 地区 雲南、松江、出雲
  • 組合形態 事業協同組合
  • 職員 19人 専従理事1人
−Topics−
最新の製砂プラントと、地元住民との親睦による地域ネットワーク

製砂プラントを構成する各施設を改善することで、採算性・効率性を向上できた。一方、設立当初から汚濁水の流出などで地元住民の苦情が発生していたが、地元の各種行事の参加などで親睦を深め問題解決に向かっていった。


事業活動の背景
 設立までの採取は、県内1級河川を利用していた。しかし、その河川からの採取が条例で禁止されたため、それに取って代わる手段が望まれた。この結果、山砂の加工採取を目的として組合が設立され、製砂プラントの着工となる。しかし、山砂と川砂の形状、粒度の違いから当初はよい製品を生産することが非常に困難であり、組合における研究開発プラントの導入で組合員貝の要求にこたえることのできる製品を生産するまでに数年を要した。
 一方設立から数年は、汚濁水の流出や地下水などのコントロールを組合単位で考慮していたため、地元住民の声を聞く機会はほとんどなかった。そのため、田への汚濁水流出という結果が現れてから後処理をすることになり、苦情処理に追われるこもあった。


事業の概要
 この製砂プラントは、主に汚濁水処理・製砂・原石掘削・進入路・試験室・事務所で構成されるが、それぞれの改善を年度を年度計画で定めるようにした。一方地元住民の汚濁水の流出等の苦情に対しては、後処理に追われたが、地元ととの融和を常に心がけ、そのフォローとして地元のお祭りなどに参加等で親睦を深めた。


成 果
 製砂プラントを各施設単位で改善できるようにしているため、品質向上のための改善施設への年度計画は非常に効率が.よく行えることが可能となった。その結果、採算性にも優れるようになる。また、この製砂プラントによって、生コン用砂・左官用砂、路盤砂・下水道用砂と幅広く加工できるようになるほか、販売・納入先も雲南地区のほか、松江・出雲・平田・大田・隠岐など範囲が広く行えるようになった。
 一方の地元住民からの苦情に対し組合は、地域との密着性を重要視し、地元の各種行事への参加などで親睦を深めていった。この結果地元地域との密着に成功し、現在では地域ネットワークも事業の−環として捉えている。