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松江トラック事業協同組合
組織概要
  • 住所:〒690 松江市嫁島町8-2
  • 電話番号:0852(23)0660
       FAX:(23)3848
  • 設立:昭和42年11月
  • 業種:運輪業
  • 組合員:19人
  • 出資金:12,730千円
  • 地区:松江市、八束郡
  • 組合形態:同業種同志型組合
  • 職員・従業員:3人
−Topics−
配付車輌により、共同受注事業を推進

 組合員の安定受注のため、共同受注事業を開始。組合員の経営基盤の強化とともに、配付車輌により、対外的な信頼度が高まった。


事業の背景
 近年、規制緩和による新規参入者の増加、大手企業の地方進出により、低運賃による荷主獲得競争が激化し、組合員の取扱高も減少した。そこで組合が、組合員の抱える業務確保という課題を解消すべく、共同受注事業に取り組むこととした。


事業の概要
 共同受注事業を行うにあたり、組合は、新しい荷主を求めたが、なかなか見つからなかった。一方、長い間、地元の農協は食料品、米、畜産飼料などを列車で輸送していた。しかし、当県は、夏は台風による水害、冬は雪等で列車が立往生することも少なくなく、その度に食料品などが腐り、融通のきくトラックによる輸送を考えていた。また、地元の合板会社は県外の大手の業者を利用していたが、地元の運送業の活気がなくなるのをみて、地域の振興のため地元の業者による輸送を考えていた。そこで組合との思惑が一致し事業を開始した。当事業で最も特徴的なものは「配付車輌」である。配付車輌とは、組合がいつでも自由に使うことのできる車輌である。具体的には、各組合員の空車を利用し、荷主からの急な受注に対応できるよう待機させている車輌であり、組合が、荷物の行き先、納期の時間を自由に指定することができる車輌である。配付車輌は、各組合員の順番により行っている。


成 果
 共同受注事業により、組合員は安定受注を得ることができ、経営基盤が強化された。組合としても配付車輌により、荷主からの急な受注にも対応することができ、対外的に信頼度が高まった。今後は、輸送ネットワークの構築による効率的な輸送が望まれる。