|
瓦には多くの種類がある。従来、個々の企業において、あらゆる種類の瓦を生産していた。また、近年では、産地間競争の激化、住宅業界のニーズの多様化など、瓦業界として新たな対応が必要となってきた。これに対応していくには、産地としてまとまり、また、市場競争力をつけるために、一括大量生産と質の高い品質管理が不可欠であった。そこで、組合化することで、各組合員において最も生産枚数の多い桟瓦を組合の共同工場において共同生産することとした。まず、共同工場を整備することで、生産に必要な材料、資材を組合が大量一括購入することで、生産コストの削減を目指した。また、共同生産することで、品質の安定化を図り、商品に対する信頼度の向上を目指した。 |