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協同組合島後青果物流通センター
組織概要
  • 住所:〒685
    隠岐郡西郷町大字岬町字川原田の壱19
  • 電話:08512(2)3481 FAX:(2)4688
  • 設立:昭和54年7月
  • 業種:食品卸・小売
  • 組合員:42人
  • 出資金:15160千円
  • 地区:隠岐郡
  • 形態:同業種同志型組合
  • 職員:8人
               (平成9年時点)
−Topics−
食品の共同仕入により地域に大きな貢献

離島であるために、本土からの仕入れには、輸送コストが大きな負担であったが、共同仕入れを実施することで、輪送コストの低減を図り、地域の物価の安定につながっている。


実施の経緯
隠岐は日本海を挟み本土と離れているため、商品の仕入れには輸送費が大きな負担となっていた。そのため、輸送コストが商品に転嫁され価格の上昇を招いていた他、輸送コストを下げるために仕入れ回数を減らし、住民からの不満が大きいなど輸送コストは大きな課題であった。一方、本土からは、大量の商品が運び込まれ、商店の経営は困難であった。これらの問題の解決策として、個々の商店の仕入れを廃止し、一度に多量の商品を仕入れることで、輪送コストを低減させていくことになった。


事業の内容
組合は、各組合員から自店に必要な商品をファックスで受け付け、本土の青果市場で仕入れる。仕入れに関しては、青果市場に常駐している組合の職員が、商品をよく吟味したうえでおこなう。そして、商品は組合の保有する11tトラックにより組合の倉庫に届けられる。貨物到着と同時に荷揃きがおこなわれ、組合員ごとに分別される.組合では、組合員が商品の引取りおこなう際に、注文商品の取消し、返品、あるいは商品の交換を可能としており、組合員の自由な活動を支援している.さらに、組合では大型の冷蔵庫と冷凍庫を設備し、主要商品の品切れ防止に努めている。一方、商品の仕入れは、地元農業者からも積極的におこなうなど、総合的な地域経済の発展の役割を担っている。


実施
組織・体制
組合の職員を本土の青果市場こ常駐させ、仕入れ業務の他、商品のあらゆる情報を組合員に連格している。商品受注窓口と仕入れ窓□が離れていることを逆に利用し、共同仕入れに関わるすべての業務を独立させることで合理化させ、徹底的に輸送コストの低減化を図り、組合員へのサービス向上を目指す実施体制にしている。