協業組合マスダ食品は、とうふ、油揚、こんにゃくなどの食品製造をおこなっているが、製造の過程で発生するオカラの処理が緊急の課題となってきた。以前は、家畜の飼料として農家へ販売していたが、石油ショック以来、オカラを家畜の飼料として使用する農家がなくなったことから、産業廃棄物として費用をかけて処理するしか方法がなかった。近年になり、処理費が一層負担となってきたため、オカラの処理方法・利用方法を検討していくことになった。マスダ食品としては、オカラの利用を考える際に簡易な処理ではなく、高度な処理を加えることで、産業廃棄物を別の商品として販売できる方法を模索していった。 |