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松江京店商店街協同組合
組織概要
  • 住所:〒690 松江市末次本町50
  • 電話番号:0852(26)5610  FAX:(26)5903
  • 設立:昭和38年4月
  • 組合員:42人
  • 出資金:480万円
  • 商業集積のタイプ:近隣型商店街
  • 職員:2人
 


−Topics−
「ローリング会議」を核として、商店街活性化に成功

「ローリング会議」を企画・立案・堆進の核として、カラー舗装・電柱の地中化などのハード面の整備とサマーフェスタ・秋まつり・歳の市などのイベントによるソフト事業を展開。 


事業の背景
京店商店街は、松江市の中でも有数の老舗商店街であるが、モータリゼーション化、都市の郊外化現象、大型店や郊外店の進出などによる環境変化への対応の遅れから、来街者数が減少し、空店舗も増加するなど商店街の魅力が失われ、地盤沈下が始まった。また、商店街の活力の低下とともに組合員の連携も希薄となった。このような状況下、商店街活性化のためには、組合自体と商店街の大改造が急務となり「ローリング会議」を設置した。 


事業の概要
「ローリング会議」はハードとソフトの両面にわたる商店街活性化事業の企画・立案・推進を図る会議であり、組合員全員参加を基本方針に組合員が参加しやすい早朝に実施するとともに、自由で大胆な発想や意見が出やすい雰囲気に配慮した。意見調整に苦労したが、ハード・ソフト事業とも「できることから始めよう」という考えで事業に着手した.路面舗装、街路灯、街路灯付属設備、鉢植樹木など環境整備、個店の改造などを順次行うとともに、キャッチフレーズの「人が遊びにくる商店街」をとサマ一フェスタ、ビアガーデン、ロマンウエディング、秋まつり、歳の市なハード設備を利用したイベントなどのソフト事業を展開している.さらに、これら一連の組合の活動に対して松江市の支援が行われるようになり、商店街の中央に市の公園として「カラコロ広場」が整備されるとともに、待望の堀川遊覧船が広場の乗船場に入港などで、この広場を活用して商店街の多彩なイベントが開催されるようになった。 


成 果
 ハード事業の整備とソフト事業の展開がうまく連携し、商店街はにぎわいが戻り、買物客が増加した。
 そのうえ、この2年間で30代の若い後継者7人が、都会地からUターンして商店街の知恵袋として柔軟なアイディアを打ち出してきたので、組合員の意識はもとより商店街にとって、共同事業にも活気が戻ってきた。
 今後はソフト面のなお一層の充実を図り、近隣の来街者をはじめ観光客の楽しめる術づくりをめざし、名実ともに国際文化観光都市松江の顔となる商店街にしたい。