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石州瓦販売協業組合
組織概要
  • 住所:〒695
        江津市都野津町2277-33
  • 電話:0855(53)3222
  • FAX:(53)3984
  • 設立:昭和46年8月
  • 業種:粘土瓦製造業
  • 組合員:6人
  • 出資金:219,000千円
  • 形態:一部協業型協業組合
  • 職員:19人  専従理事:2人
               (平成9年時点)
−Topics−
他産地との差別化を図るため一部生産協業を追加開始

 産地問競争の激化、住宅の洋風化等多様化していく市場環境に対応して、従来の販売協業に加え、生産の一部協業を実施することで、より徹底した市場ニーズへの対応化と集約化による製造コスト低減による価格競争力の強化を図った。


取り組みの経緯
 昭和46年、生産の自動化・量産化に対応し販路の拡大を図っていくために販売協業を開始、組合員工場を品種別の専門工場に位置づけ、原土の安定供給、品質向上、輸送の効率化等に取り組みグループ組織の強化を推進してきた。その後の競争激化の中で、より優位な販売展開を行っていくためにはより徹底した分業体制の下に生産システムの合理化、生産品日の再編成・集約化を推進することにより生産コストの低減を図っていく必要性が生じ、組合が生産設備を保有し一部品目の製造を開始した。


取り組みの内容
 従来、組合員間で品種毎の分業体制を取ってきたが、より一層の集約化を図るため、瓦の生産数量の約半数を占める桟瓦(平瓦)を組合で生産することとした。しかし、いきなり桟瓦の全部を協業するにはいろいろ無理があるので、当面鉄砂、赤、来待色の桟瓦、併せて瓦施工技術者の不足する状況下、施工の容易な瓦としてのモジュール瓦を生産していくこととなった。


実施組織・体制
 中小企業高度化資金を導入し、約13健円の投資により工場、生産プラントを設置。平成2年12月より稼働した。専従役員2名、工場従業者11名でもって生産に携わっている。組合員が生産するそれ以外の桟瓦、役瓦等を組合が仕入れ、販売店・大手ハウスメーカーに販売する体制をとっている。厳しい環境変化に対応し、石州瓦の差別化戦略の一環として、平成8年5月より瓦業界では初の微粉砕による原料改革を行い、新石州軽量防災瓦の生産開始、今後の大いなる飛躍を期している。