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協同組合ブレイン
組織概要
  • 住所:〒692 安来市西赤江643
  • 電話:08542(8)8290  FAX:(8)7382
  • 設立:昭和51年8月
  • 業種:繊維製品縫製加工業
  • 組合員:6人
  • 出資金:75,000千円
  • 地区:島根県ほか1府2県
  • 形態:系列型組合
  • 職員:81人
  • 専従理事:1人
−Topics−
CAD/CAMシステムの導入で共同加工の効率アップ

 縫製業の工程の一部の共同加工に踏み切る。CAD/CAMシステムを裁断工程に導入、技術開発の末、多品種少量・短サイクル化に対応できる体制を確立。フル稼働をめざす。


実施の経緯
 消費者意識の多様化に対応するための多品種少量生産、短サイクル化、更に日本市場で拡大しているアジアNIES諸国の製品に対応するためのコストダウン、高付加価値化を進めるために、昭和59年度から第2次繊維工業構造改善事業に着手し、5カ年の計画を完了した。特に裁断工程におけるCAD/CAMシステムの導入は、市場の変化にすばやく対応しようとするもので、メーカーとの共同技術開発の結果、実用化に成功している。


事業の内容
 裁断・縫製・プレス・仕上げ・発送という工程のなかの縫製部門を8組合員(縫製業者)が担当し、その前後の工程を共同加工事業として組合が担当する方法を採用している。60年度には、多品種少量・短サイクル化のためにCAD/CAMシステムを導入した。これに加え、これまで不可能とされていたレザー裁断による重ね裁ちの技術を共同開発し、機械化への道を大きく一歩進めることができた。また、組合での共同加工が100%実施されることによって、組合員は縫製に専念すれば良くなり、これにより組合員の企業経営に大きく貢歓した。


実施体制
 組合が担当する部門を@裁断(裁断・CAD室)、Aプレス検査(プレス・外注検査)、Bアソート出荷の3課に分けて管理部がそれらを掌握。管理部が各組合員の窓ロとなり行っており、仕事の流れがスムーズに行くように構成されている。組合員で構成する商品開発センターも、管理部を直轄する総括本部長が部長職として参画し、ラインとスタッフの交流をスムーズに行っている。第2次構造改善事業が終了し、中小企業事業市のバックアップを受けて、予想される第3次織維工業構造改善事業に着手しようとする段階に入っている。