(5) パートタイム労働者の週所定労働時間

パートタイム労働者の週所定労働時間については、島根県計で、「30時間未満~20時間以上の人」(47.2%)が最も多く、次いで「30時間以上の人」(35.1%)、「20時間未満の人」(17.7%)と続いている。全国平均と比べると、「30時間未満~20時間以上の人」の割合において差異がみられ、全国平均(40.0%)より、島根県計が7.2ポイント上回っている。

規模別にみると、「30時間以上の人」の割合は、1~9人規模の零細規模の事業所(44.6%)と、100~300人規模の大規模の事業所(44.0%)とで高くなる傾向がみられ、10人~99人の中堅規模の事業所においては、いずれも3割に満たない。また労働時間の短い「20時間未満の人」の割合は小規模事業所ほど多くなる傾向がみられる。

産業別にみると、差異が顕著で、特に「30時間以上の人」の割合で、製造業(47.4%)が、非製造業(24.3%)を23.1ポイントと大きく上回っている。具体的な業種でみると、「30時間以上の人」の割合が高い業種としては、「出版・印刷同関連産業」(83.9%)、「その他の製造業」(75.0%)、「金属・同製品製造業」(71.4%)などがあり、逆に「20時間未満の人」の割合が高い業種としては、「窯業・土石製品製造業」(41.2%)、「機械器具製造業」(35.0%)、「木材・木製品製造業」(34.4%)などがある。

パートタイム労働者の週所定労働時間
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