アルバイトの時給額については、島根県計で、最高額：948.27円、最低額：835.54円、平均額：882.07円となっており、最高額と最低額の格差はパートタイム労働者の場合より、少なくなっているが、パートタイム労働者の場合と同様に、いずれも全国平均を下回っており、特に最高額での差異が大きく、全国平均（1,011.50円）を63.23円下回っている。
規模別にみると、最高額については、小規模事業所ほど高くなる傾向がみられ、1～9人規模の事業所では1,015.0円に対し、100～300人規模の事業所では889.88円となっている。また最低額については、30～99人規模の事業所での低さ（736.67円）が目立つ。前出のパートタイム労働者の時給額においては、100～300人の大規模事業所での最高額の高さが目立っていたが、アルバイトの時給額においては、そのような傾向は認められない。
産業別にみると、差異が顕著で、最高額、最低額、平均額ともに、製造業が非製造業を上回っており、その格差も大きくなっている。最高額では、製造業：990.67円に対し非製造業903.75円と86.92円の格差、最低額では、製造業：906.52円に対し非製造業761.00円と145.52円の格差、平均額では、製造業：943.14円に対し非製造業817.95円と125.19円の格差があり、特に最低額での格差が大きくなっている。具体的な業種でみると、最高・最低・平均額ともに、1位は「金属・同製品製造業」（最高額：1,500.00円、最低額：1,500.00円、平均額：1,500.00円）、2位は「窯業・土石製品製造業」（同：1,243.67円、1,162.50円、1,204.17円）、3位は「運輸業」（同：1,187.50円、1,125.00円、1,156.00円）となっている。
