(4) 従業員不足への対応

従業員不足への対応策としては、島根県計で、「経験者の中途採用」(50.5%)が最も多く、次いで「継続雇用者の活用」(30.8%)、「パートタイム労働者の活用」(27.5%)と続いている。「経験者の中途採用」が1位にきていることは、全国平均も同様である。

規模別に、島根県計の回答率を上回っている項目をみると、100~300人規模の事業所における「経験者の中途採用」(71.4%)、「継続雇用者の活用」(42.9%)、「パートタイム労働者の活用」(42.9%)などが目立つ。

産業別にみても、製造業、非製造業とも「経験者の中途採用」が1位にきている。「経験者の中途採用」について、具体的な業種でみると、「木材・木製品製造業」(100.0%)が最も多く、次いで「機械器具製造業」(77.8%)、「出版・印刷同関連産業」(66.7%)と、上位3業種はすべて製造業である。

全般的に、“経験者”“継続雇用者”など、ある程度業務のことがわかっている人材の採用・活用に関する項目が上位にきて、「従業員の教育訓練」(26.4%)や「新規学卒者の採用」(19.8%)などへの回答率は比較的低い数値にとどまっている。

従業員不足への対応
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