(4)団塊世代の退職の及ぼすマイナスの影響
団塊の世代の退職が及ぼすマイナスの影響を県全体で見ると、「技術水準の低下」が一番高く57.9%を占め、次いで「労働力の不足」「技能の継承手段の喪失」がそれぞれ44.9%、「ノウハウの喪失」39.3%と続いている。
全国平均でも「技術水準の低下」が一番高く53.6%を占め、次いで「労働力の不足」50.1%、「技能の継承手段の喪失」42.3%、「ノウハウの喪失」36.9%と続いている。
産業別では、「製造業」では「技術水準の低下」が一番高く59.3%を占め、次いで「技能の継承手段の喪失」50.8%、「労働力の不足」45.8%の順となっているのに対し、「非製造業」では「技術水準の低下」が一番高く56.3%を占め、次いで「労働力の不足」43.8%、「ノウハウの喪失」39.6%の順となっている
規模別では、「1〜99人」では「技術水準の低下」が一番高くなっているが、「100〜300人」では「技能の継承手段の喪失」「ノウハウの喪失」が一番高くなっている。
業種別では、大半の業種が「技術水準の低下」が一番高くなっているが、「技能の継承手段の喪失」が一番高いのは「金属、同製品製造業」83.3%、「木材・木製品製造業」80.0%、「運輸業」66.7%、「食料品製造業」62.5%、「機械器具製造業」42.9%となっており、「労働力の不足」が一番高いのは「繊維・同製品製造業」83.3%、「卸売業」62.5%となっている。
団塊世代退職が及ぼすマイナスの影響
