8. 賃金改定実施状況

(1) 賃金改定実施状況

賃金改定実施状況については、島根県計で、「今年は実施しない(凍結)」(34.5%)が最も多く、次いで「引上げた」(31.3%)、「未定」(26.8%)と続いており、「引上げた」事業所の割合は、全国平均を4.4ポイント下回っている。

規模別にみても、差異が顕著で、「引上げた」事業所の割合は大規模事業所ほど高く、1~9人規模の零細事業所では13.2%であるのに対し、100~300人規模の大規模事業所では65.4%に達し、52.2ポイントもの格差がある。

産業別にみると、差異が顕著で、「引上げた」事業所の割合は、製造業(38.9%)が非製造業(24.5%)を14.4ポイントと大きく上回っており、製造業における景況感と、非製造業における停滞感を感じさせる結果となっている。

具体的な業種でみると、製造業では「機械器具製造業」(66.7%)、「出版・印刷同関連産業」(50.0%)などで「引上げた」とする回答率が高い。一方、非製造業での回答率の最高は「卸売業」の34.5%である。

賃金改定実施状況
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