5. パートタイム労働者の賃金・労働時間

(1) パートタイム労働者の賃金決定要素

パートタイム労働者の賃金決定要素については、島根県計で、「仕事の内容」(52.2%)が最も多く、次いで「同じ地域・職種での賃金相場」(47.1%)、「これまでの経験」(28.3%)、「就業する時間帯」(23.2%)と続いており、全国平均とほぼ同様の結果となっている。また、「地域別・産業別最低賃金」を賃金決定要素とするとの回答率は、低い数値にとどまっている。

規模別にみると、「仕事の内容」「同じ地域・職種での賃金相場」ともに、概ね大規模事業所ほど回答率が高くなっている。

産業別にみると、上位3項目については、島根県計と同じだが、非製造業においては、「同じ地域・職種での賃金相場」(54.5%)が最も多くなっているなど、産業別に若干の差異がみられ、概ね製造業においては「仕事の内容」(特に「窯業・土石製品製造業」:80.0%、「食料品製造業」:75.0%など)を、非製造業においては「同じ地域・職種での賃金相場」(特に「サービス業」:68.0%、「卸売業」:62.5%など)を決定要素にしているという違いがみられる。

パートタイム労働者の賃金決定要素
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