(3) 年次有給休暇

年次有給休暇の平均付与日数(グラフ次頁参照)は、島根県計で15.48日で、全国平均(15.14日)を若干上回っている。

規模別にみると、概ね大規模事業所ほど付与日数が多くなっている。

産業別にみると、製造業全体と非製造業全体では大きな差異はないが、具体的な業種でみると、「窯業・土石製品製造業」(17.12日)、「機械器具製造業」(16.81日)、「出版・印刷同関連産業」(16.50日)と、上位3業種はすべて製造業で占められる。

年次有給休暇の平均取得日数をみると、島根県計で、6.94日で、全国平均(7.20日)を若干下回っている。

規模別にみると、付与日数とは逆に、大規模事業所ほど少なくなっている。

産業別にみると、非製造業(6.76日)よりも、製造業(7.12日)の方が若干多くなっており、具体的な業種では「窯業・土石製品製造業」(7.99日)、「金属・同製品製造業」(7.91日)、「機械器具製造業」(8.00日)、「小売業」(7.92日)などで多くなっている。

また、年次有給休暇の取得率については、島根県計で44.80%で、全国平均(47.56%)を2.76ポイント下回っている。

規模別にみると、小規模事業所ほど取得率は高く、1~9人規模の零細規模の事業所では50.92%と5割を超えているが、100~300人規模の大規模事業所では38.93%と4割を下回っている。

産業別にみると、製造業(45.27%)が、非製造業(44.33%)を若干上回り、具体的な業種では、「木材・木製品製造業」(53.00%)、「金属・同製品製造業」(54.29%)、「小売業」(56.44%)などで5割を超える取得率がみられる。逆に取得率の低い業種としては、「食料品製造業」(38.22%)、「出版・印刷同関連産業」(32.12%)、「卸売業」(32.21%)などで4割を下回る取得率となっている。

年次有給休暇の平均付与日数・取得日数・取得率
[目次]