(3)経営上の隘路
 企業の経営上何が隘路になっているかを16項目中3項目以内の複数回答を求めたところ、県全体で見ると全国平均と同様に、最も高い項目が「販売不振・受注の減少」68.8%、次いで「同業他社との競争激化」39.3%、「製品価格(販売価格)の下落」30.5%となっている。
 産業別で見ると、「製造業」「非製造業」とも「販売不振・受注の減少」が一番高くなっているが、次いで「製造業」では「製品価格(販売価格)の下落」34.8%、「同業他社との競争激化」25.1%となっているのに対し、「非製造業」では、「同業他社との競争激化」55.9%、「製品価格(販売価格)の下落」25.4%となっている。
 業種別に見ると、ほとんどの業種で「販売不振・受注の減少」が一番高くなっているが、「同業他社との競争激化」が一番高くなっている業種は「運輸業」66.7%、「小売業」56.8%であり、「取引先の海外シフトによる影響」が一番高くなっている業種は、「繊維・同製品製造業」となっている。



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