島根県中小企業団体女性協議会

【平成24年度通常総会】
　島根県中小企業団体中央会大西副会長並びに島根県中小企業団体青年部連合会　山本理事にご臨席を頂き、通常総会を開催しました。
　総会開催にあたり、昨年度の「やさしく学ぶ女性塾」に６割を超えて出席された会員６名の方に修了証書の授与を行いました。
　通常総会では、平成23年度事業報告及び収支決算、平成24年度事業計画及び収支予算が承認されました。

【第1回女性塾】
　（有）お食事処うえだ　　代表取締役　上田　淳様に「地産地消応援団で三方よし」と題してご講演をしていただきました。ご講演の前には、上田社長の会社で作られている地産地消弁当”やすぎの幸”をいただきました。このお弁当は、地産地消と安全・安心・美味しいをコンセプトに安来市の食材だけを使ったお弁当です。すべての食材のフードマイレージが記されたお品書きが添えられており、地産地消と安心・安全へのこだわりが伝わるお弁当でした。
　上田社長は、食材を提供する生産者、地産地消弁当を食する消費者、生産者と消費者をつなぐ経営者自身の三者が継続・発展することを目指し、「三方よし」の経営理念に加え、小中学生への食育にも力を入れられており、地産地消をキーワードに環境配慮と企業活動が一体となった地元の身近な事例を学ぶ事ができました。

【第２回女性塾】
　今回の女性塾では「地元から発信！未来へつなぐものづくり」というテーマのもと、出雲市にある（株）島根富士通と（企）おもひで屋の視察を行いました。
　島根富士通では、品質改善教育の徹底するなど管理体制を構築され、国内製造一貫体制で高品質を維持・発展されている過程を見学しました。従業員からの改善提案制度の導入や福利厚生の充実によって従業員が定着しており、製造業の空洞化が進む現在においても国内とりわけ出雲の地で、「今後もものづくりが継続できる」と言われたことが印象的でした。
　おもひで屋は、タンスに眠る着物を洋服へ再生する事業を展開されている企業組合です。かつて福祉関係に従事しておられたことから、古い着物に息吹を与え、日の当たる洋服へと再生する事業を立ち上げられました。昨年、カフェを併設したギャラリー＆アトリエを移転オープンされ、経営の改革を図っておられます。
　今回視察した2社は、地元出雲に根付いた事業展開を進め、出雲の発展に繋がっていると感じました。最先端のパソコン、洋服への再生・・・と、つくるものは違えど、島根での「ものづくり」が発展し続けていることに感銘しました。

【レディース中央会全国フォーラムｉｎ福島】
　全国から約２００名の女性経営者の皆さんが集まり、被災地復興のために福島県会津若松市で開催されました。当県から会員３名と事務局１名で参加しました。基調講演の講師は、当会副会長の古志野様で、若い従業員の定着のために整備された制度などについてお話があり、経営者と従業員との良好な関係が従業員の定着を加速していると感じました。
　交流会では、福島のフラダンスや伊勢神宮の式年遷宮にあたって伊勢音頭を踊るなど大変盛り上がりました。
　翌日は会津有数の観光地「大内宿」「鶴ヶ城」を観光させていただき、福島での二日間を堪能しました。
　来年のフォーラムは、鳥取県の大山を会場に開催されます。隣県ですので、多くの会員の皆さまと参加したいと考えています。　

【青年部県大会　第３回女性塾】
　島根県中小企業団体青年部連合会と共催し、フリーアナウンサーできき酒師の石原美和氏に「酒楽探訪～古代から受け継がれる地酒の魅力～」と題して講演をしていただきました。
　県内外における日本酒について非常に造詣が深く、日本酒の普及を通じて、地域の酒蔵、さらには酒の原料である米を育てる農家を応援されています。
　また、日本酒にまつわる神社や古事記との関連、食文化にも話題が広がり、より一層日本酒への興味がわきました。
　懇親会では、島根と東北地方の地酒をご紹介いただき、珍しいお酒をいただいたほか、青年部の皆さまとも交流を図りました。

		【第４回女性塾・交流会】　舞鶴市から、京都府中小企業女性中央会の伊庭会長様をお招きし、「”おかみさんパワー全開！自ら動いて、まちを元気に！」と題して講演をしていただきました。　現在の伊庭会長のご活動の根底にある「おかみさん」という発想・・・それこそ、経営や組合活動、ひいては地域活性化に大きな影響を与える女性ならではの視点やの発想でした。「ダメでもともと、まず行動。お金はあとからついてくる。」という前向きな発想と周囲を明るくされるお人柄には学ぶものがたくさんありました。　ご講演のあとは、島根県中小企業団体中央会の杉谷会長と大西副会長をお招きして交流会を開催し、会員同士の親睦を図りました。